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【インタビュー 2/3】ホワイトレーベルスペース袴田代表 ―今後のGLXPについて―

Image credit: astropreneur.net

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2015年末までの月面探査のため、チーム間の連携などが活発化しており、よりスピードアップしているGoogle Lunar X-PRIZE(以下GLXPそんな中、日本代表のホワイトレーベルスペース(以下WLS)は1月、新体制の発表をした。

そこでアストロプレナー編集部では新体制の変更点や、今後の活動の展望等について、じっくりお話を伺ってきた。新体制発足 今後のGLXPについて GLXP以後の展望 全三回に分け、掲載していく。

赤が聞き手の石亀、黒が袴田代表。

 

―今後のGLXPについて―

プロトタイプの資金調達をクラウドファンディングで実施していましたが、開発の進行状況について教えて頂けますか?

 

 

形はできていて、もう動き始めます。パトロン向けに4月の中旬、体験操縦会をします。

そして初夏を目標に自律走行をインストールしていきます。

まだ時期は未定ですが、公開実験をやろうと思っています。GLXPで要件になっているミッションを全て地上でやってみる予定です。

 

 

相乗り先チームとして有力なのはどのチームでしょうか?

 

 

我々はローバーを作っているので、ランダーを作っているところというのが相乗り先の候補になりますよね、そして確実に2015年末に月に行けそうなところと契約したいと考えています。それが、どこになるかはまだ決まっていません。

 

 

では仮に選択肢をあげるとすればどんなところですか?(笑)

 

 

難しいですね(笑)確実性の高いチームです。

 

 

他チームの動きはどうみていますか?

 

 

現在、上位のチームがどこかというと、アメリカのアストロボティックとムーンエクスプレスは有力ですね。

あとは、中国のロケットを調達するバルセロナムーンあたりはいいですね。イスラエルのスペースILも頑張っているみたいです。国内では露出も多いですし、政府高官も訪問したとか。オメガエンボイも、そこまで技術レベルは高くないと思うのですが、二番手三番手になってくると思います。そこもペイロードを売っていて、それを買っているのがチリのチームAngelicvmですね。そこは、ローバーだけ開発していて、うちと同じです。

 

 

WLSは現在何番手くらいにつけていると思いますか?

 

 

自分たちはローバーだけしか開発していないので単純に言うのは難しいのですが、もしちゃんとしたランダーに乗れたらという想定で考えると、技術的にはトップチームだと思います。ムーンエクスプレスとかアストロボティックと並ぶのではないでしょうか。

 

 

おお!凄い!今回新体制発表と時期を同じくして新しいメンバーを公募していましたが、その動機をお伺いしたいです。

 

 

動機は「人が足りない」ですね。(笑)とにかく人が足りなかったので募集しました。

 

 

では今回新しく入ってきたメンバーはどんな仕事をすることになるのでしょうか?

 

 

大きく、プロモーション系の人と技術系の人を募集したんですけれども、プロモーション系の人は英語ができる人が多く来たので、WLSの内容を英語で発信したり、GLXPの情報を日本語にして発信したりしてもらう予定です。

 

 

技術系の人はどうですか?

 

 

今回ソフト系と電子回路系を募集したんですが、ソフト系が多く入ってきてくれて、ちょうどこれから自律走行をやっていくので、ありがたいですね。

 

 

ありがとうございます!今後の展開を教えて頂ければと思います。

 

 

まず大枠としては資金調達が非常に重要です。ほぼプランニングの時期は終わり、これからまさに資金調達を実行していくところです。いくつか芽が出てきつつあるのでそれらをうまくやっていきたいところです。

資金調達の後、開発の体制をもう少し整えようと思っています。それと同時並行で相乗りの交渉も進めていきます。今年中に相乗りの契約はしてしまわないと、2015年末までに間に合わなくなるので、今年が非常に重要な年ですね。

 

 

では今年中に資金調達の目処を立てて、相乗りの契約を結べれば、後はもうやるだけというか。

 

 

そうですね。

 

 

Vol.3 【GLXP以後】に続く

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