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イギリス宇宙局、スペースプレーンのロケットエンジン開発に90億円を投資

Image credit: Reaction Engines

Image credit: Reaction Engines

イギリス宇宙局(UK Space Agency)は、世界初の空気吸い込み型ロケットエンジンSABREの開発に90億円(£60M)の投資を発表した。

SABREはイギリスを拠点にしているリアクション・エンジンズ社(Reaction Engines)によって開発されている次世代エンジンだ。

同エンジンは、同じくリアクション・エンジンズ社が開発中の無人スペースプレーンのスカイロン(SKYLON)に搭載されることとなっている。

 

旅客機などに用いられているジェットエンジンは燃料を燃やすのに、大気中の酸素を利用する。

一方宇宙空間では酸素がないので、一般的なロケットでは酸素を予め機体に積んでおく。

しかし、本来地球の大気中にいる間はロケットであっても大気中の酸素を燃焼に用いた方が無駄が少ない。周りに酸素がなくなってから元々積んでいるタンクの酸素を使えばよい。

今まではこの単純なアイデアを実現することができなかった。ジェットエンジンだけで宇宙空間に出るには加速度が足りず、ロケットエンジンとジェットエンジンとでは構造が大きく異なるため、両方搭載しておいて使い分けるのも難しい。

 

そこでリアクション・エンジンズ社が空気吸い込み式ロケットエンジンSABREの開発に成功すれば、画期的な宇宙輸送機が実現する。

同社はSABREを搭載するスカイロンをベースにマッハ5の超音速旅客機ラップキャット(LAPCAT)の開発も同時に進めている

引き続きリアクション・エンジンズ社の動向に注目していきたい。

 

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