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【GLXP】月面探査賞金レース、新たに計6億円の中間賞を設置

Image credit: X PRIZE Foundation

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現在世界各国から22チーム(日本からもチームHAKUTOが挑戦中)が参加する賞金レースGoogle Lunar X-PRIZE(以下GLXP)は、ミッション達成に対する総額30億円の賞金とは別に、新たにマイルストーン毎に評価する中間賞を設置すると発表した。

元々の賞金獲得条件は
2015年末までに
・月面に無人探査機を着陸
・着陸地点から500m走行
・ハイビジョンの画像、動画を地球に送信
の3つをクリアすること。

この3つを最初に達成したチームに20億円、準優勝に5億円、特別賞を合わせて賞金総額30億円。

今回の発表で追加された中間賞は月面に探査車を送らなくても、一定水準のマイルストーンを地上で実現したチームに対して渡されるものだ。
以下にGLXPのシニア・ディレクターであるアレクサンドラ・ホール氏がSpace.comで公開した話から中間賞の概要をまとめた。

技術分野 賞金 評価要素数 獲得チーム上限
画像処理技術 2500万円 4 4
ローバー技術(月面探査車両) 5000万円 4 4
ランダー技術(月面着陸機) 1億円 3 3

※期限は2014年9月

 

今回の中間賞の設定は、1つ興味深い側面がある。それは、開発途中での外部機関からの「お墨付き」だ。

以前に比べれば、民間の宇宙ベンチャーへの投資は増加傾向にあるが、依然として個人投資家頼みな側面は拭えない。それはそれぞれのベンチャーの技術力を見極める目利きがまだこの業界に少ないという点が大きく影響している。

そこで、スペースXやオービタル・サイエンシズの快挙を導いた、NASAによるCOTS(商業軌道輸送サービス)プログラムでは今回のGLXPと同じくマイルストーン制で、細かく資金援助がなされた。

資金という側面では大した額ではなかったが、NASAが一種の目利きの役割を果たし、その後のスペースXの資金調達のしやすさ、及び海外企業からの打ち上げ受注につながったことは間違いない。

今回のGLXPの中間賞にも、そのような側面があると思われる。

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