Article

月資源開発の先頭に立つムーン・エクスプレス社、追加資金調達を実施

Image credit : Moon Express

Image credit : Moon Express

量子重力理論の研究に取り組むクァンタム・グラビティ・リサーチ社の創業者かつ、慈善家であるケリー・アーウィン氏がムーン・エクスプレス社に対して、彼の個人資産で数億円近くの投資を実施した。

 

ムーン・エクスプレス社は月を含む地球近傍軌道における宇宙開発の新しい研究手段を確立するため、2010年8月にリチャード・ボブ博士らによって設立された月の研究開発を進める宇宙ベンチャーである。

 

更に同社は、我々が最も注目している月面探査賞金レース「Google Lunar X-Prize」に出場する予定であり、米アストロボティック・テクノロジー社と並んで、いち早く優勝賞金の20億円を獲得すると予想されている有力なチームの一つだ。

 

今回のムーン・エクスプレス社に対する個人的な投資について、ケリー・アーウィン氏は

「私は、資金面で助けるためだけに彼らに投資したのではなく、宇宙空間における宇宙科学の発展を促進させ、地球の向こう側にある月という広大な資源の可能性を見出し、地球を起点とした生命および技術の拡幅を目指す彼らの想いに投資したのである。」

と、コメントした。

 

NASAの進めるプログラムによって、いくつかの事業内容を民間産業へ移行させるように進めてられている中、ムーン・エクスプレス社は設立してすぐに、NASAとの契約によっておよそ10億円もの資金を獲得している。

この契約はInnovative Lunar Demonstration Data (以下ILDD) プログラムと呼ばれており、月面にローバーを離着陸させるミッション過程における技術データを一部始終、NASAに提供することが義務付けられている。その結果、将来における有人宇宙飛行または、無人探査車(ローバー)による探査能力が伸張することが大いに期待されている。

 

アーウィン氏による新規事業への投資は、数年前から進められている大きな戦略の一部であり、他にもシリコンバレーのNASAエイムズ研究パーク内にある次世代リーダーの育成を目指す教育機関、「シンギュラリティー大学(Singularity University)」やポケットに入るサイズの小型医療デバイスの研究開発を進める「スキャナドゥー社(Scanadu)」に対し、同様な投資を行っている。

 

 

This Post Has 0 Comments

コメントを残す