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SpaceX,有人宇宙船「Dragon V2」を公開

Image credit : SpaceX

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衛星打ち上げや国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送などを手掛ける米国の企業SpaceXが,有人宇宙船のDragon V2を公開した.

 

Dragon V2は,現在ISSへの物資輸送に使用されているDragonを有人用に改良したもの.広々とした船内を持ち,7人乗りとなっている.(現在運用中である唯一の宇宙船Soyuzは3人乗りである.)

 

地球上の“どこにでも”ヘリコプターと同程度の正確さで軟着陸できる機能を有しており,SpaceXの創業者イーロン・マスク氏はこれを「21世紀の宇宙船が成し得るべき着陸方法である.」と語った.3Dプリンタにより製造される燃焼室を持つ新型のSuperDragoエンジンは,旧来のものと比べて160倍以上の能力を発揮する.

 

ロケットの再利用を目指すSpaceXはその概念をDragon V2にも適用した.耐熱シールドの交換を行わないで10回まで繰り返し使用できるとしている.ISSへの宇宙飛行士の搬送は2016年末までに実現できるとしており,これはNASAが掲げる現在のスケジュールよりも丸一年早いものである.

 

打ち上げ費用は一回につき1億4千万ドル,つまり1人につき2千万ドルと予想されている.ロシアはSoyuzの打ち上げで1人あたり7千万ドル掛かるとしており,SpaceXは3分の1以下のコストを目指している.

 

打ち上げテストは2015年末までに行われるとされており,順調に行けばISSへの飛行士搬送を2016年末までに成功させる予定である.

 

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