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ヴァージン・ギャラクティック、TSCを完全子会社化

Image credit: The Spaceship Company

宇宙旅行会社のヴァージン・ギャラクティックは昨日、姉妹会社であるThe Spaceship Company(TSC)の株30%をScaled Composits(Scaled)から取得し、完全子会社化した。

 

TSCは、Ansari X-Prizeを勝ち取り民間初の有人宇宙機となったSpaceship 1(SS1)をScaledから譲り受け、それを元に宇宙旅行用のSS2を開発している会社だ。

その機体を利用して宇宙旅行を実現しようとしているのが、かのヴァージン・ギャラクティックである。

航空業界で例えればヴァージン・ギャラクティックがANAで、TSCがBoeingに相当するだろう。

 

 

なお、今回の子会社化については情報があまり公開されておらず、理由に関しては憶測でしかないが、一つにはScaledが開発した機体を元にしているため、初期開発段階ではTSCの役割が重要であった。

しかし、来年の初フライトまで秒読みというステップまでこぎつけ、もうTSCを独立させておく必要がなくなったと判断されたのかもしれない。

 

 

ヴァージン・ギャラクティックはXCORなどと比べ、既に宇宙に行った技術を元にしているため同業他社より一歩先をいっているように思えた。

したがってかなり早くに宇宙旅行が実現するのではと期待されていたが、実際のところ「高度100kmに無事に飛行士を送り込む機体」と「宇宙旅行をお客様に楽しんでもらう機体」はかなり勝手の違うものだったようで、開発は当初の予定よりかなり遅れている。

 

先日は、何年か前にヴァージン・ギャラクティックの宇宙旅行に申し込んだ人がしびれを切らし、申し込みをキャンセルしたという話もあるほどだ。(きちんと確認はしていないが)

 

今回の子会社化によって大きく何かが変わることはなさそうだが、より適切な部分に適切なリソースを集中させ、来年こそは初フライトに挑戦して欲しいと思うばかりだ。

 

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