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初のISSからの衛星放出ミッション成功

10/4国際宇宙ステーションより放出されたCubeSat Image credit: NASA

10/4国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」から5機のキューブサットが放出された。

5機の内訳はJAXA公募から3機、NASA公募から2機となっている。

和歌山大、東北大から「RAIKO」 福岡工業大学から「FITSAT-1」 明星電気から「WE WISH」

NanoRacks社及び、FPT大、ウプサラ大から「F-1」 NASAエイムズ研究センター、San Jose State大から「TechEdSat」

 

 

今回JAXAが開発した「小型衛星放出機構」はキューブサット規格(10cm×10cm×10cm)の超小型衛星をISSから、軌道高度350〜400kmの円軌道に投入するもの。

JAXAの発表では軌道周回寿命は100日程度。キューブサットには無駄なものを一切積めないので、エンジン噴かせて寿命を長引かせることはできない。したがってこのタイプの打ち上げでは毎回寿命は100日となるだろう。

 

 

従来型のロケットを打ち上げて、先端部分からの放出をするタイプとは違い、以下二点のメリットがある。

①打ち上げ環境が厳しくない →振動などが比較的緩やかなので、衛星の振動試験の基準が低くなり、コスト削減につながる

②打ち上げ後にISSクルーによる放出前チェックが行える →万一打ち上げ時の振動で衛星に何らかの不具合が生じた場合、原因究明や可能な限りの補修ができる

 

 

ISSは2020年までの運用は保証されているが、その後はわからない。

しかし、Bigelow Aerospace社がインフレータブル(膨張式)の宇宙ステーションを開発中なので、この技術は今後も活かされるだろう。

超小型衛星でビジネスをやろうと思っている方は打ち上げの選択肢の一つにこの方法を加えてもいいかもしれない。

 

 

 

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