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GLXP最有力チームの一つアストロボティック、2機目の月面ローバーのプロトタイプを公開

Astroboticが月の極に送り込むローバーPolaris
Image credit: Astrobotic Technology

皆さんはGoogle Lunar X-Prize(GLXP)という未だかつてない挑戦的な賞金レースをご存知だろうか。

民間資金のみで無人探査機を月面へ着陸させ、500m移動し、月面からのハイビジョン動画を地球へ送る。

2015年末までを期限とし、最も早く成し遂げたチームが2000万ドルの賞金を勝ち得る。

 

GLXPに関する詳しい記事は別の機会に譲るとして、ここでは全26チームの中で最も月に近いチームの一つであるアストロボティックが2機目の月面ローバーのプロトタイプを公開したことについて取り上げる。

まずこのチームの特筆すべき点は、彼らの計画がGLXPのミッションだけに留まらないことだ。

 

そもそも月というのは、原子力エネルギー資源として有望なヘリウム3を筆頭に、豊富な地下資源を持っていることが有望視されている。

そこで、アストロボティックはこの機会を利用して本格的な月資源探査をしようと構想しているようだ。

 

赤道に1機目のRed Roverを、極に今回発表された2機目のPolarisを送り込む。

Polarisは極に着陸した後、水、酸素、メタンなどの、エネルギーや生活に役立つ、またロケットの燃料を生成できるような資源を探査する予定だ。

極では地球の北極や南極と同じように、日が浅く差し込み、発電に十分な日照を得にくい。

しかしPolarisは1m50cm以上の高さを持っているので、日が照ってさえいれば太陽光パネルによって250Wの電力を発電できる能力がある。

 

アストロボティックはNASAと9件、総額3.6万ドルの契約を結んでおり、そのうちの一つの成功がこのPolarisに託されることとなりそうだ。

 

GLXPでは最近チームの統合が起きているらしい。2015年末に間に合わせるにはちょうど今の時期が勝負だという話もある。

日本からはWhite Label Space Japanが月面ローバー開発チームとして参加している。最近クラウドファンディングサイトCampFireで200万円の調達とファン獲得を目指しているとのこと。ご健闘をお祈りしたい。このプロジェクトについてもまた別記事で取り上げる予定だ。

 

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