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ロシア、危険な小惑星を破壊するためのロケット開発可能性を示唆

Image credit: GETTY

ロシアの宇宙開発を担うエネルギア社のトップは19日、ロシアが地球を脅かす小惑星を破壊する能力のあるロケットを開発する可能性があることを発表した。

 

2004年に、アポフィスという小惑星が、2029年に地球に衝突する可能性が300分の1と予想され話題になったが、後の詳しい軌道計算により、その確率は否定され13万5000分の1まで引き下げられたということがあった。(この確率には諸説ある)

 

とはいえアポフィスは2029年に地球に接近する際、地表面からの距離わずか32000kmほど上空を通過すると予測されている。

これは静止軌道と呼ばれる、日本でいえば「ひまわり」などの気象衛星が地球を観測している付近で、下手をすれば人工衛星とぶつかる可能性さえある近さだ。

そのため直径400m程度であるにも関わらず、最接近時には3等級ほどの明るさになり、肉眼でも確認できると考えられている。

 

 

アポフィスの予測軌道 Image credit: NASA

 

地球に衝突する可能性があり、かつ衝突時の影響が大きい小惑星はPHA(Pottencial Hazardous Asteroid)と呼ばれ分類されるが、現在そのリストに入っている小惑星は全部で1331個。自分たちが普段考えているよりも、人類にとって小惑星衝突のリスクは高い。

ちなみに日本の小惑星探査機「はやぶさ」がサンプルリターンを果たした小惑星「イトカワ」は人類が初めて探査機を到達させたPHAということになる。

 

ヨーロッパ宇宙機関(ESA)でも小惑星に宇宙機をぶつけ、軌道を変えられるかどうかを検証する「ドン・キホーテ」計画が進行中であり、ロシアとともに今後の動向を注視したい。

 

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